原発・核燃料施設労働者の被ばく労災補償の推移

労災補償件数の推移   2025年10月現在、累積34件が労災認定されています。


(注)1999年度の4件はJCO臨界事故の急性放射線障害3件(うち2名は後日死亡)を含む。


労災補償状況の詳細
ID 支給決定日 疾病名 従事期間と被ばく線量 労働局・労基署 従事事業所、作業内容
001 1991.12.26 慢性骨髄性白血病 79.11~80.9の11ヶ月間に、40mSv 福島・富岡 福島第一で配管腐食防止作業 1982年12月慢性骨髄性白血病と診断。1988年2月31歳で死亡。白血病①
002 1994.07.27 急性骨髄性白血病 87.7~92.12の5年5ヶ月間に、72.1mSv 兵庫・神戸西 玄界・大飯・高浜 定期検査作業 白血病②
003 1994.7.27 慢性骨髄性白血病 81.3~89.12.8の8年10ヶ月間に、50.63mSv 静岡・磐田 浜岡原発で計測装置点検作業に従事。1989年9月初診で慢性骨髄性白血病と診断。1991年 11月に死亡。嶋橋伸之さん。白血病③
004 1999.07.30 急性リンパ性白血病 87.12~97.1の約12年間に、129.8mSv 茨城・日立 日立市電機メーカー作業員。福島第一、東海、島根で装置点検に従事。人間ドックで発見。白血病④
005 1999.10.26 急性放射線症 99年9月30日、16~20Sv
茨城・水戸
JCO東海事業所でウラン混合作業中に臨界被ばく。急性放射線障害で死亡。
006 1999.10.26 急性放射線症 99年9月30日、6.0~10Sv
茨城・水戸
JCO東海事業所でウラン混合作業中に臨界被ばく。急性放射線障害で死亡。
007 1999.10.26 急性放射線症 99年9月30日、1~4.5Sv 茨城・水戸 JCO東海事業所臨界事故の際作業現場隣室で被ばく
008 2000.10.24 急性単球性白血病 88.10~99.10の約12年間に、74.9mSv 福島・富岡 福島第一・第二、東海第二で配管・架台・構造物等の溶接作業に従事。自ら受診。白血病⑤
009 2004.01.19 多発性骨髄腫 77.10~82.01の4年3ヶ月間に、70mSv 福島・富岡 福島第一、浜岡で濃縮廃液系配管・格納容器内定検作業。大阪の労基署その他施設に相談するも取り上げてもらえず、反原発団体の協力を得て富岡労基署に申請。労基署からのりん伺、本省の検討会3回を経て労災認定。長尾光明さん。
010 2008.10.27 悪性リンパ腫 97.9~04.1の6年4ヶ月間に、99.76mSv 大阪・淀川 泊、伊方、美浜、高浜、大飯、敦賀、玄界、六カ所再処理で定期検査時の非破壊検査に従事。2004年1月に体調を崩し入院、同年5月悪性リンパ腫の診断。労基署が不支給決定。支援者の問題指摘を本省が認め、5回の検討会を経て業務上と判断。労基署が不支給決定を取り消し、改めて支給を決定。喜友名正さん。
011 2010.02.22 多発性骨髄腫 65mSv 福岡 遺族が請求。多発性骨髄腫②
012 2010.06.25 悪性リンパ腫 78.9mSv 長崎 遺族が請求。悪性リンパ腫②
013 2011.02.15 骨髄性白血病 1986~88年の計3カ月間に、5.2mSv 福岡 川内原発と玄海原発 配線修理を担当。20年後に白血病と判明。白血病⑥
014 2011.08.08 悪性リンパ腫 175.2mSv(イチエフ被ばくなし) 神奈川 悪性リンパ腫③
015 2012.09.24 悪性リンパ腫 138.5mSv(イチエフ被ばくなし) 福島 悪性リンパ腫④
016 2013.01.18 悪性リンパ腫 105.5mSv(イチエフ被ばくなし) 福島 悪性リンパ腫⑤
017 2013.12.16 悪性リンパ腫 1983年から27年間に、173.6mSv(イチエフ被ばくなし) 兵庫・兵庫西 関電の3次下請けの社員として、高浜、大飯、美浜で、配管のバルブの点検、保守作業に従事。2011年7月、健康診断で悪性リンパ腫が見つかり、ただちに手術し、抗がん剤治療。認定時?62歳。悪性リンパ腫⑥
018 2015.10.20 白血病 11.11~13.12の1年6か月間に、19.8mSv(うちイチエフで15.7mSv) 福島 就業当時30歳代、認定時41歳の男性。2011年11月~2013年12月の約1年半に福島第二原発、玄海原発、福島第一原発で放射線業務に従事。そのうち2012年10月~2013年12月は福島第一原発で原子炉建屋カバーや廃棄物焼却設備の設置工事に従事、3号機や4号機の周辺作業で溶接作業を行った。白血病⑦
019 2016.8.18 白血病 2011年4月~2015年1月の3年9か月に、54.4mSv 福島 白血病⑧
020 2016.12.16 甲状腺がん 1992年4月~2012年4月に149.6mSv。(うちイチエフで139.12mSv) 福島・富岡 1992年に東電に入社。2011年3月の事故は屋外で遭遇。その後は水位計の確認や燃料の給油などを担当。2014年4月に甲状腺がんと診断。甲状腺がん①
021 2018.08.31 肺がん 80.6~15.9のうち約28年3カ月間に、195mSv 茨城・水戸 電力会社の協力企業の社員で、1980年から2015年9月まで、複数の原発で放射線管理の業務をしていた。11年3月の福島第一原発事故の後は、イチエフで除染作業をする現場の放射線量を事前に測る作業などに従事。累計195mSvのうち74mSvはイチエフでの被ばく。2016年2月に肺がんを発症し、その後死亡。遺族が労災申請。肺がん①
022 2017.10.20 白血病 99.3mSv 福島 東京電力の40代の社員。事故直後から9か月にわたり津波の被害の確認や1号機や3号機の原子炉格納容器への注水作業に従事。16年2月白血病を発症し労災申請。白血病⑨
023 2018.12.10 甲状腺がん 1993年11月~2011年3月のうち約11年間にに、約108mSvうちイチエフで100mv 茨城・日立 2017年6月に甲状腺がんの診断。甲状腺がん②
024 2021.09.06 咽頭がん 77.4~15.5のうち約35年間に、199mSv(うちイチエフで85mSv) 福島・富岡 東電社員。1977年4月~2015年5月のうち約35年間、原子炉の運転・監視業務に従事。イチエフでは構内における、がれきの撤去、原子炉への注水のためのホースの敷設業務等に従事。2018年12月に60歳代でがんを発症。咽頭がん①
025 2021.09.06 咽頭がん 1996~2019年のうち15年間に386mSv(うちイチエフで44mSv) 福島・富岡 協力会社の放射線技師。96~19年のうち15年間、放射線業務に就いた。医療機関において放射線技師としてX線撮影業務に従事し、その後、全国の原子力発電所において作業員の被ばく線量管理等の業務に従事し、東電福島第一原発事故後は、協力企業の線量測定を担当していた。2019年1月に発症し40歳代であったが、請求後に死亡した。咽頭がん②
026 2022.12.21 真性赤血球増加症 79.12~17.06のうち約5.9年間に、139mSv 茨城・日立 協力会社に勤務。累計の被曝線量139mSvのうちイチエフで60mSv被ばく。60歳代の17年に発症。
027 2022.12.21 白血病 1994年1月~2018年2月のうち約8.6年間に、78mSv 福井・敦賀 協力会社に勤務、福島第一原発で働いた。累計の被曝線量78mSvのうちイチエフで31mSv被ばく。70歳代の21年に発症。イチエフではタンクの新設工事などに従事。白血病⑩
028 2023.03.10 白血病 1998年5月~2021年12月のうち約23年間、放射線業務に従事。被ばく線量124mSv(うちイチエフで95mSv) 福島・富岡 全国の原子力発電所において原子力発電所の運転操作業務等に従事し、東京電力福島第一原発事故後は、主に、同原発における原子炉への給水操作、水処理設備の運転操作等の業務に従事した。白血病⑪
029 2024.3.25 白血病 1994年1月~2018年2月のうち約8.6年間に、78mSv 福島 東電福島第一原発において、発電所保守管理業務等に従事し、事故後は主に被災状況の調査や復旧工事の現場監督等の業務に従事。白血病⑫
030 2024.3.25 白血病 1998年4月~2023年3月のうち約5年間に、26.2mSv(うちイチエフで約19mSv) 福島 東電福島第一原発等において、原発の運転操作業務等に従事し、イチエフでは、原発の設備の運転操作等の業務に従事した。白血病⑬
031 2024.3.25 肺がん 1985年4月~2021年6月のうち約21年間放射線業務に従事。被ばく線量は104.8mSv(うちイチエフで約97.1mSv) 福島 東電福島第一原発等において、原発の各種設備の製造、修理及び工事監理等に従事し、イチエフでは原子炉建屋に空気を送り込むコンプレッサー等への燃料補充等の業務に従事した。肺がん②
032 2025.7.04 結腸がん 2012年1月~2023年10月のうち約9年2か月間放射線業務に従事。被ばく線量は約105mSv(うちイチエフで約97.1mSv) 東京・三田 東電福島第一原発等において、施工管理業務として、作業現場の巡回業務(放射線業務)に従事。60歳代に結腸がんを発症。結腸がん①
033 2025.10.20 白血病 2019年3月~2019年10月のうち、約2か月間放射線業務に従事、被ばく線量は約10mSv。 福島・富岡 東電福島第一原発等において、原子炉建屋近辺のガレキ撤去工事における作業の進捗確認等の施工管理業務に従事。50歳代に白血病を発症。白血病⑭
034 2025.10.20 結腸がん 1981年7月~2024年2月のうち、約23年間放射線業務に従事。被ばく線量は約157mSv。うちイチエフで約37mSv被ばく。 福島・いわき 全国の原子力発電所において、原子炉建屋内の設備の設置、修繕、点検等の業務に従事し、東電福島第一原発事故後は、同原発において発電機への給油作業や、1号機から4号機の設備の設置等に従事した。60歳代に結腸がんを発症した。結腸がん②

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